加工の種類
2017.02.02

subimg03法被や半纏は、用途により大きく異なるため、事前に種類を確認してから作りましょう。現在もっとも見かけるものが祭り半纏と呼ばれる物です。祭りの時に着られるよう、背中に祭りと印刷されているものが少なくありません。一部の地域では基本的に町内会を中心に創られていることが多い為、町内会の紋所や祭りの文字のエンブレムを記してあり、町内会の参加者全員の分、親子関係なく作られているものが大半です。プレーンな生地で印刷がされているものが多く、繊維としては化学繊維を使用していることが一般的といわれています。ポリエステル系の繊維を使用していることが少なくありませんが、お祭り用とイベント用では厚みが異なる作りとされているところが一般的です。イベント用のほうが厚みのある作りとなっており、企業で頻繁に着ることを想定されています。

プレーンな半纏の中でも木綿地でできたものに、刺し縫いを一面に施したものが刺し子半纏です。刺し子とされている理由としては、江戸の火消したちがこれを着て消火活動に参加したからといわれています。基本的に木綿生地とされている理由は、消火活動時に水分をよく吸い込んで燃えにくい事と、刺し縫いによってより一層水分をふくませられるように工夫されているからです。職人のユニフォームともいえる印半纏は、祭り半纏と似てはいますが、背中に家紋や屋号、更には職業を表す文字を記しているところが少なくありません。出初式を行うような屋号や職業を表す文字が入っていることが多く、職人のユニフォームといえます。江戸時代後期から職人のユニフォームとして定着してきたため、出初式できている姿を見るのもこのころからではないかと推測されています。

生地の中でもっとも季節を選ぶ物であり、法被と全く異なるものとして挙げられているのが、綿入り半纏です。現在でも昔ながらの防寒具として愛用されており、利用者が少なくありません。綿生地で作られている半纏の間に綿を詰める事によって防寒性を増す加工がされています。温かく利用しやすいことから、江戸時代から多くの人が利用してきたと考えられている防寒具です。基本的にオーダーメイドでつくる人は多くなく、おばあちゃんが手縫いで作ってくれた世界オンリーワンの物をはじめ、手作りをイメージする人も少なくありません。最近では防寒性の高いアイテムを販売していることが多く、徐々に進化しています。それぞれのポイントを理解して手に入れることが大切です。

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